2015年に清澄白川に出店したことで話題になったブルーボトルコーヒー。
青いボトルの絵が可愛らしく印象的ですよね。
浅煎りのコーヒー豆が特徴的で、酸味が楽しめるコーヒーとして話題になりました。
ブルーボトルコーヒーとは

ブルーボトルコーヒーとは、アメリカに本社を構える会社です。
日本には2015年に上陸し、2020年時点で16店舗出店しています。
東京、京都、神戸ですね。
韓国にも出店していて、アメリカ本土と合わせると店舗数は100店舗にもなります。
実はNestle(ネスレ)のグループ企業の一つ。
独立子会社という扱いです。
独特の世界観から、サードウェーブと呼ばれるコーヒーのブームの代表格とも言われています。
ブルーボトルコーヒーの名前の由来は?
ブルーボトルの名前の由来は、分かりません。
ただ1600年代後半に、ウィーンにオープンしたカフェ「The Blue Bottle」が元になっていることからきています。
300年以上前のカフェと関係性があるわけではありませんが、「The Blue Bottle」を創業したコルシツキーをリスペクトして名付けられたとされています。
300年前の「The Blue Bottle」とは

The Blue Bottleとは、1600年代後半にフランツ・ゲオルグ・コルシツキーがウィーンに開業したカフェです。
当時戦時中で、ウィーンの街は深刻な状況でした。
窮地を脱するため、トルコ語とアラビア語を話すことができた創業者のコルシツキーは、使者としてポーランドに援軍を求めにいきます。
無事援軍を呼ぶことができ、トルコ軍を撃退したところ、逃げ置いた物資の中に大量のコーヒーがあることに気付きます。
当時は、コーヒー豆は知名度がなく、ラクダの餌と間違われ需要がなかったそう。
コルシツキーは、コーヒー豆のことを知っており、褒美としてもらったお金でそのコーヒー豆を買い取りました。
そして、中央ヨーロッパで初のコーヒーハウス「The Blue Bottle」を開業し、解放されたウィーンにカフェ文化をもたらしたとされています。
ブルーボトルコーヒーの創業の理由

現在のブルーボトルの創業者は、ジェームス・フリーマン。
2000年代前半の時点でフリーランスの音楽家です。
ジェームスはコーヒー好きでしたが、当時の新鮮味が無くロースト具合が深すぎる一般的なコーヒーセレクションにうんざりしていました。
ローストが深すぎると、コーヒー本来の味は分かりづらくなりますからね。
そこで、新鮮で本来のコーヒーの味を楽しんでもらうためにの為に自らコーヒー焙煎を始めます。
最初は小さな6ポンド(約2.7キロ)用の焙煎機から始まり、15年で日本にも上陸するほど成長します。
ブルーボトルのコンセプトは
「焙煎したてのフレッシュなコーヒー豆だけをお客様に販売し、フレーバーが最も美味しいピーク期間に飲んでいただきたい。豆も最高品質で、最も美味しく責任をもって調達したものだけを提供する。」
そのため、浅煎りでコーヒーの酸味が楽しめるコーヒーを提供し人気を集めています。
ブルーボトルのコーヒーグッズ
ブルーボトルのコーヒーグッズは、どれもシンプルなデザインにロゴ入りのものが多いです。
青い瓶が可愛らしく、人気を集めています。
日本のブルーボトルでは、日本の中小企業とのコラボが多いです。
いくつか紹介していきます。
ブルーボトル 清澄マグ

ブルーボトルが東京都の清澄白河に初出店したことから、デザインされたマグカップ。
日本でデザインされたため”KIYOSUMI” と名付けられました。
とてもシンプルで飽きのこないデザイン。
岐阜の多治見焼です。
ブルーボトル HASAMI PORCELAIN マグカップ&オリジルトレイ

HASAMI PORCELAINとのコラボ商品です。
木の温もりが温かいトレイと長崎県波佐見町の波佐見焼きのマグカップ。
すごく風情がでるカップ&トレイです。
トレイ部分にはブルーボトルのロゴが刻印されています。
日本の伝統工芸品とのコラボが多く、素材の温かみを感じます。
他にも様々な種類のコーヒーグッズがあるので、見てみるだけでも面白いですよ。