カネフォラ種にはどんな品種があるの?

カネフォラ種の中で特知られている品種は、ロブスタ、コウイロイ(コニロン)などです。

カネフォラ種はアラビカ種と異なり、異なる遺伝特性をもった個体同士でしか子孫を残せないので、品種の純度は高くなく、また品種の種類も多くはありません。

各生産地域でその土地にあったタイプが選ばれている程度でしょう。

では、カネフォラ種は優秀な特性を持った株を増やすことはできないのでしょうか?

産地では優秀な株のクローンをつくることでそれを行っています。

クローンというとバイオテクノロジーの最先端をイメージしたり、不穏な響きを感じたりするかもしれませんが、要するに「挿し木」です。

カネフォラ種の場合は、優秀な株の枝を採取して土に挿しておくだけで簡単に根が出てきます。

根付いた株はすべて、もとの株と遺伝的にまったく同じものになります。

「接ぎ木」を行うこともあります。

例えば果実の特性の優れた株Aと根の特性の優れた株Bがあったときに、両者をひもでくくりつけて、Bを下にして地面に挿すと、果実も根も優れた株ができます。

ただし、この場合は接合部から下で一度カットしてしまうと、その後の果実はBの特性を示すことになります。

また、枝を採取して作ったクローンにはAの特性しか反映されません。

やや話が逸れてしまいますが、接ぎ木はアラビカ種とカネフォラ種の間で行われることもあります。

アラビカ種の果実特性とカネフォラ種の丈夫さを生かすことができるため、土壌がアラビカ種に適さない地域、根にダメージを与える線虫が蔓延している地域などで行われます。

この株から収穫された果実の特性は、完全にアラビカ種と同じです。

接ぎ木にとる種の掛け合わせは、アラビカ種の特性とカネフォラ種の特性が木全体に現れるハイブリッドとは異なります。

カネフォラ種の主要品種

品種名起源
ロブスタ(Robusta)ヴィクトリア湖(ケニア、タンザニア、ウガンダにまたがる湖)の西
コウイロイ(Kouillou)/コニロン(Conillon)ヴィクトリア湖の西
ブラジルではコニロンと呼ばれる
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