炭火焙煎の仕組みと特徴

炭火焙煎コーヒーは、日本独自の炭に対する愛着、イメージも手伝って根強い人気があります。

熱源としての炭の長所は、赤外線(近赤外線〜遠赤外線)を発することです。

赤外線はコーヒーを構成している成分に直接作用することで熱を伝えます。

乾燥させる力が強く、近赤外線などは豆の内部にまで浸透する力が比較的強いので、興味深い熱源ではあるのですが、誤解されることも多い熱源です。

炭火を使うことで豆の内部にまでしっかりと火を通すことができるわけではありませんし、そもそも直火式(穴あきチャンバー)の焙煎機でなければ、赤外線の効果を利用することもできません。

未知な部分も多く、現状ではややイメージが先行している印象です。

炭火には問題点もあります。

第一の問題点は、ガスや電気に比べてコスト高になることです。

安定して加熱するには、良質な炭が必要になり、良質な炭ほど価格は高くなります。

第2の問題は、火力調節が難しいことです。

調節は炭を足したり、抜いたりしながら行うのですが、どの程度抜くとどのくらい温度が下がり、どの程度足すとどのタイミングで温度が上がるなど、経験の蓄積が不可欠となります。

焙煎の進行状況をつきっきりで見守らなければならないことはいうまでもありません。

第3の問題点は、一酸化炭素が発生することです。

一酸化炭素中毒にならないように、数万円で買えるセンサーを身に付けて安全性に注意することを強くおすすめします。

なお、品名に「炭火焙煎」とうたえるのは、焙煎時の熱源が炭火だけの場合です。

炭火のほかに、ガス、電気、石油系燃料など他の熱源を併用した場合にはうたえません。

シマケン
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