コーヒーは豆で買うべきか?粉で買うべきか?

あなたは、自宅で飲むコーヒーを買う時、豆で買っている?粉で買っている?

「なんとなく、豆の方がいい気がするから豆で。」
「挽く機械がないから粉かな。」

といった声がありそう。

ちなみに、実際にスーパーなどの店頭で販売されているコーヒーは粉が70%ぐらいを占めている。なので、もしかしたら、中には豆で買うことができることを知らなかったという人も結構いるかもしれない。

どっちで買ってもいいんだけど、豆で買うのと、粉で買うのでは、それぞれに違ったメリットがある。

今回は、コーヒーの買い方について。

コーヒーの質にこだわるなら豆、便利さなら粉

結論から言ってしまうと、こんな感じ。

・美味しさ、質にこだわるなら『豆』
・便利さにこだわるなら『粉』

おそらく大半の人のイメージ通りじゃないかな。
ちなみに、同じグレードの豆なら、豆で買おうと粉で買おうと大差がないことがほとんど。

使っている原料の量は変わらないわけだしね。

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ただ、現実にはコーヒーの粉の方が安く売られている場合が多い

それは、なぜかと言うと、粉にすると低いグレードの豆や欠点豆が入っていても気づかないから。

粉の場合、豆を買う人よりも価格を重視する傾向がある。
そのため、より安価な豆をブレンドに使用していることも多いということ。

よく見ると、いろいろな豆がブレンドされている場合が多いよね。
どの豆を使っても、成分表は同じ「コーヒー豆」なわけだから。

確かに粉は便利ではあるけど、内情を知っている身としては、ただ便利だからという理由だけで粉だけを買うのは、ちょっと残念だなと感じてしまう。

とはいえ、全部が全部そんなブレンドの商品というわけではない。
もちろんちゃんとしたものもあるし、豆だからOKというわけでもない。

次は、豆と粉には、どんな違いがあるのか、それぞれのメリットデメリットについて。

コーヒーを豆で買うメリットとデメリット

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コーヒーを豆で買うメリットはこんな感じ。

・美味しい
・粉に比べて鮮度が良い
・挽くときの香りが良い
・悪い豆が入っていると目視で気づく

コーヒーを豆で買うと、粉で買う場合に比べて『圧倒的に鮮度が良い』ことが特徴。

鮮度が良い分、美味しく飲むことができる。
粉に挽くときの香りも良いしね。

また、欠けている豆や焙煎ムラがある豆があれば、目視で気づくこともできる。
比較的、おいしく飲めやすいことが魅力。

対して、デメリットはこちら。

・とにかく面倒臭い
・洗い物が出る
・コーヒーミルがないと飲めない

圧倒的に手間がかかるよね。
洗い物が毎回出るし、そもそもミルなどの挽く機械がないと飲むこともできない。

慣れてしまえばそうでもないとはいえ、ぶっちゃけ面倒。
豆を挽いて優雅な一時をと思っても、現実的にはかなり手間がかかる。

コーヒー粉を買うメリットとデメリット

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対して、コーヒー粉を買うメリットはこんな感じ。

・簡単、便利
・ドリップパックなら、洗い物も不要
・保管も楽

粉で買うメリットは、圧倒的な利便性だよね。

とにかく簡単で、便利。

ドリップパックで買うなら、小包装でカップに引っ掛けるだけなので、洗い物も出ない。
本当にお手軽にコーヒーが飲めてしまう。

対してデメリットはこちら

・味が落ちる
・劣化が早い
・悪い豆が入っていても気づけない

ただ、やはり豆に比べると、質は圧倒的に落ちてしまうかな。

そして、あまり意識されていないかもしれませんが、実は粉製品は豆製品に比べて劣化が数倍速いことが特徴。

例えるなら、キャベツを千切りで保管するか、丸ごと保管するかでイメージしてみて欲しい。
千切りの方が圧倒的に劣化が早いよね。

あれは切り口から劣化していっているから。
コーヒーも同じで粉にした際の切り口から劣化が進んでいく。

さらにコーヒーの場合は、酸化だけでなく、焙煎時のガス抜けも大きな理由。
コーヒーは、焙煎することでガスを発生するけど、そのガスにアロマなどの要素も含まれている。
ガスが少ないほど、鮮度も低くなっている証拠。

そして、焙煎豆に含まれていたガス(二酸化炭素)は、粉砕時に最大で70%程度失わられる
粉砕だけで70%もなくなるということ。

残った30%についても、豆に比べて粉の方が数倍の早さで劣化していく。

この二酸化炭素、実はコーヒー豆を周囲の水分や酸素から守り劣化を防ぐ”鎧”のような役割を果たしているんだよね。
そのため、粉にすると”鎧”はなくなり”丸裸”に。
効果は短時間でなくなり劣化が加速することになる。

一度飲み比べてみると、違いに驚くよ。

コーヒー豆の鮮度の見分け方

鮮度、鮮度って言うけど、鮮度がいいかどうか見てわかるものなの?とよく聞かれる。

ただ豆を見ただけだと正直、プロでも難しいかな。

だから、鮮度が残っているかどうか判断するにはいくつかポイントを押さえている。
具体的には、この3つのポイント。

・パッケージの膨らみ
・抽出時の膨らみ方
・味の余韻

パッケージの膨らみ方、抽出時の膨らみ方、味の余韻の3つのポイントが重要。

まず、前提条件として、コーヒーは、焙煎するとガスを出すようになる。
二酸化炭素のことね。
これが、たくさん残っているほど鮮度が高い証ということ。
二酸化炭素が豆を水分や酸化から保護するから。

ただ、このガスの量ってすごく多くて圧力が強い。
どのぐらい強いかというと、焙煎したてのコーヒー豆を普通の瓶やペットボトル、袋に入れていると破裂してしまうほど。

そのため、コーヒーをパッケージしている袋には、空気を抜く穴がついていることが多い。
バルブと言って、そこから発生したガスを抜くことで破裂を防いでいるんだよね。

こんな感じね。

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http://blog.katabira-coffee.com/?eid=62

ただし、穴が空いていると言っても、すぐに抜けるわけではない。
ゆっくり徐々に抜けていく。

そのため、焙煎してすぐの鮮度が良いコーヒー豆の場合、袋が膨らんでいる。

つまり、パッケージの膨らみが大きい時はまだガスが発生しているということ。
逆にパッケージがペタンコになっている場合は、ガスが抜けきっていて何も発生していない証拠ね。

パッケージが膨らんでいるなら、鮮度が高い可能性が高い。

ただし中にガスも吸引する脱酸素剤が入っていたり、焙煎度合いが浅いときには当てはまらないので、注意してしてほしい。
あくまで一つの目安としてね。

次に、抽出時のポイント。

コーヒーを淹れる時も、ガスが発生している様子がよく分かる。

下の写真が分かりやすいかな。

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金澤屋珈琲店本店ブログkanazawayahonten.blog.fc2.com

こんな感じで、膨らむときに出る泡が二酸化炭素。

焙煎の度合いにもよるけど、焙煎してからすぐなほど、ガスは出やすい傾向にある。

つまり、膨らみが大きいほど鮮度が良い傾向があるということ

ただし、この時も、焙煎度が浅かったり、挽き具合が粗かったり、お湯の温度が低い場合には膨らみが落ち着きがちですので注意してほしい。

最後に味についてのポイント

鮮度が高いものに比べて劣化すると味が落ちてくる。

味が落ちるとはどういうことかというと、飲み心地と余韻が変わってくる。
雑味が出てきて飲んだ後に嫌な余韻が残ったりするんだよね。

いつまでも苦い・酸っぱいなといった感じがして、他の飲み物で口直しがしたくなる時は、きわめて怪しい。

結構、お店のコーヒーでもこのような味がするものは多いんだよね。
そういう場合は、大抵、酸化して劣化してしまっているかな。

こういうコーヒーを飲むから、コーヒーが嫌いになる人が増えているのだと個人的には思っている。

コーヒー豆はどのくらいで使い切るのがいいの?

コーヒー豆には、賞味期限が設定されているけど、開封したならばもちろん早めに飲んだ方がいい。

基本的には一週間以内がベストかな。

店頭で豆を挽いてもらうなら、さらに早めに数日中に飲んでしまう方がいい。
見た目の変化が乏しいから、劣化しても放置しがちな人が多いのがコーヒー。
あまりまとめて買わずに、小出しで買うのがおすすめ。

また、豆ならば冷凍保管することもできる。
冷凍すると結露してしまうので、あまりおすすめはしないけど、常温でゆっくり解凍し再冷凍をせず早めに使い切るならば、美味しく飲むことができる。

コーヒーは豆で買うべき?粉で買うべき?まとめ

コーヒー豆を豆で買うべきか粉で買うべきかについて、紹介してきた。

ただ便利だからという理由で粉で買っているならば、たまには豆でも飲んでみて欲しいというのが個人的な気持ち。

味はやはり豆の方が良いからね。
一家に一台、電動コーヒーミルを置いて欲しいぐらい。

とはいえ、毎日は難しいだろうから、粉と使い分ける方法が良いかな。
豆から全自動で抽出できるコーヒーマシンも進化してきているから、それも楽で便利だよ。

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