家庭用コーヒーメーカーは、日本ではもっとも普及した抽出方法ではないでしょうか。
「コーヒーを挽く機械はないけど、コーヒーメーカーはあるよ。」という方も多いと思います。
コーヒーメーカーは、ホームセンターでも売っていて安価なものもありますからね。
値段も高くありませんし、フィルターとコーヒーの粉をセットするだけで、簡単にコーヒーを淹れることができるのでとても便利です。
中には、豆から挽いてくれる全自動のものもありますしね。
コーヒーメーカーの特徴
コーヒーメーカーも抽出の原理はハンドドリップなどと同じです。
お湯をコーヒーの粉にかけることで、コーヒーを抽出していきます。
コーヒーの抽出原理については、下の記事を参照してください。
関連記事>>>【コーヒーの抽出原理】なんでコーヒーは淹れ方によって味が変わるの?

コーヒーメーカーのほとんどは、コーヒーの粉をセットしお湯を注いでくれるタイプのものです。
お湯を注ぐだけなので、差はないように見えますが、機種によって大きく味が変わってきます。
それは、下のポイントがバラバラだから。
・お湯の温度
・お湯のかかり方
・お湯のかかるスピードや量
機種によって、とてもばらつきがあります。
特にお湯のかかり方は、差がありますね。
抽出が終わった後のコーヒーの抽出カスをみてみると、あからさまにバラつきがあることも。
可能ならば使い勝手を確認してから購入したいところですが、そういうわけにもいきませんよね。
できる限り口コミをチェックしてから、購入するのが望ましいですが、それでもダメだった場合は、どうにか豆側で調整することもできます。
コーヒーメーカーの淹れ方のコツ
コーヒーメーカーで味ムラがある場合は、原料で調整すると多少味が落ち着く場合があります。
コーヒーメーカーは抽出時のお湯の温度が高めになる傾向があります。
90度以上で設定されているものが多いですね。
結構高温です。
温度をいじることができるものは少なく、注ぎ方も調整はできません。
そのため、味の調整をするためには、原料そのものか、粉の量と挽き具合によって調整することになります。
味が軽いようなら、粉の量を増やすか挽き具合を細かくする。
味が強いようなら、粉の量を減らすか挽き具合を粗くするといいです。

他にも、焙煎度合いの違う豆を使ってみるのもいいですよ。
味が重いと感じられる場合には、少し煎りの浅い物に変えてみる。
味が軽いと感じれれるなら、少し煎りの深いものに変えてみるといいですね。
また、コーヒーメーカーの保温機能はあまり推奨しません。
できれば加熱する保温機能は使わずに、魔法瓶で保管する方がいいです。
コーヒーには変化しやすい味や香り成分がたくさん含まれてて、加熱し続けることで悪い方向に味が変わってしまいます。
ちょっと置いておいただけのつもりでも、大きく味が劣化してしまうんですよね。
最近の魔法瓶はかなり保温されるので、手間ですが魔法瓶を使う方がおすすめです。