【基礎知識】コーヒーを淹れる器具の種類と特徴を紹介

コーヒーを淹れる方法って、いろんな方法がありますよね。

知ってはいるけど、どう違うのか分からないという人が多いかなと思います。

コーヒーを淹れる方法について、簡単に紹介します。

今回紹介するのは、こちらの5種類のコーヒーの淹れ方。

・ハンドドリップ(ペーパードリップ、ネルドリップ)
・コーヒーメーカー
・フレンチプレス(コーヒープレス)
・サイフォン
・エスプレッソ

それぞれ淹れ方に特徴があります。

一つずつ紹介していきますね。

ハンドドリップ
(ペーパードリップ、ネルドリップ)

ハンドドリップとは、一番オーソドックスなコーヒーの淹れ方です。

フィルターに引いた粉を淹れて上からお湯を注ぐ方法ですね。
日本ではどちらかというとこちらのようなドリップパックが普及しています。

コップにかけてお湯を注ぐだけのやつですね。

ドリップパックでも、ハンドドリップでもコーヒーの成分が溶け出したお湯はフィルターを通って濾過されていきます。

通常、ハンドドリップでは、こちらのようにドリッパーと呼ばれる穴が空いた器具に、フィルターをセットして使います。

お手軽に淹れることができますが、使用後はフィルターと抽出カスを捨てたり、洗い物がでたりと後片付けが大変なんですよね。

その点、ドリップバッグは捨てるだけなので利便性はいいです。
味は落ちてしまいますが。

さらにハンドドリップは、メジャーな淹れ方の割りに技術がいります。
安定した美味しさのコーヒーを淹れるためには慣れが必要です。

また、ハンドドリップの時に、紙のフィルターを使うのがペーパードリップ。
ネルと呼ばれる布を使うのがネルドリップです。

ネルドリップは、淹れ方もメンテナンスもペーパードリップに比べて難易度が上がります。

ただ、その分コアなファンがいますね。

ハンドドリップの歴史

ハンドドリップは、1908年にドイツで開発されました。
メリタ・ベンツさんという主婦が発明した淹れ方です。

当時コーヒーは、コーヒーの粉を水で煮て飲んでいたので、粉だらけのコーヒーだったようです。
メリタさんはそんな苦いコーヒーが嫌で、コーヒーを沸騰水に入れる代わりに沸騰した水を挽いたコーヒーに注ぎました。

当初は真鍮鍋の底に穴をあけ1枚の紙を挟んでお湯を注いでいたそうです。
主婦の知恵ですね。

それから、手軽に美味しいコーヒーが淹れられる方法として世界中に広まりました。

メリタさんがコーヒーの淹れ方を普及させるために設立したのが、現在のメリタです。

商業登記簿に記載された当時の資本金はわずか73ペニヒ、社員は夫と2人の息子だけであり、家族で自宅を使ってペーパーフィルターの生産をしていました。

いまでは、13億ユーロ以上を売り上げる大企業となっています。
日本にもメリタ・ジャパン株式会社として支社があります。

メリタ・ベンツさんの発明をいまでも改良し1つ穴のドリッパーを販売しています。

コーヒーメーカー

日本の家庭で一番なじみがあるのが、コーヒーメーカーではないでしょうか。

安いものだと1,000円前後から販売しており、家庭ではかなり普及しています。
コーヒーを挽くミルやグラインダーといった機械はなくても、コーヒーメーカーはあるという家庭も多いです。

コーヒーメーカーの場合、面倒な淹れる作業をマシンがやってくれるので、ハンドドリップよりもさらに手軽です。

全自動でコーヒー豆から挽いてくれるものもあるので、便利ですよね。
下の動画のパナソニックのコーヒーメーカーのように、コーヒーを挽くミル部分まで、洗浄してくれるようなマシンもあります。

様々なコーヒーメーカーがありますね。

ただしピンキリなので、マシンによっては味が安定しないことがあります。
機能も最低限なものが多いので、自分で淹れるような細かい加減ができず、味が短調になりがちです。

良くも悪くも原料のレベル次第の味になりがちです。

フレンチプレス(コーヒープレス)

フレンチプレスは、どちらかというと日本では紅茶で使用するイメージが強いコーヒー器具です。

とてもシンプルなコーヒーの淹れ方なので、技術的な難易度が低いです。
あらかじめ淹れ方を決めていたら、誰でも美味しくコーヒーを入れることができます。

必要な道具も少なく、円筒状の容器と、粉を分離するための金属フィルターがあれば大丈夫。

フレンチプレスの淹れ方
①容器の中に挽いた粉を入れる
   ↓
②お湯を注ぐ
   ↓待つ
③金属フィルターを押し込む
   ↓
④抽出完了

とても簡単です。
コーヒーの粉を容器の底に分離させ、漉すことで、コーヒーが入ります。

形状が特殊なので、洗うのは面倒ですが、道具が少ないためアウトドアにも持っていくことができるコーヒー器具です。

サイフォン

最近は、日本でもサイフォン専門でコーヒーを淹れるカフェも多くなりました。

サイフォンは形状が独特で、とても難しく見えるコーヒー器具です。
光を当てると綺麗に見えることから、演出で使うお店も多いですね。

メンテナンスは面倒ですが、抽出自体はシンプルなので技術的な難易度はそこまで高くはありません。

サイフォンの淹れ方
①ボールと呼ばれる容器に水を入れ、下から加熱して沸かします。
   ↓
②コーヒーの粉を入れたロートを差し込みます。
   ↓
③沸騰したお湯が上がってくるので攪拌
   ↓火を消して攪拌
④濾過されてコーヒーと粉が分離される
   ↓
⑤抽出完了

攪拌するタイミングなどを決めておけば、シンプルな抽出方法です。

そのため、味も原料の影響がでやすい淹れ方になりますね。

コポコポと音がなるので、淹れるのは理科の実験感覚でとても楽しいです。

エスプレッソ

スターバックスなど外資系コーヒーチェーン店の進出で、一気にポピュラーになった淹れ方です。

カフェラテや、カプチーノといったミルクを活用した飲み方も普及しましたね。

エスプレッソは、細かく挽いた粉をギュッとお押し詰めて、高音のお湯に高圧をかけて短時間で抽出する方法です。

高音・高圧というところがポイントで、専用のマシンがないと淹れることができません。
ひと昔前は業務用しかなく、数百万円は当たり前でした。

最近では、デロンギやパナソニックからも家庭用のエスプレッソマシンが販売されています。

お店のものに比べると、機能は大幅に落ちてはいますが、自宅で簡単にエスプレッソを楽しむことができるようになりましたね。

ちなみに、家庭用のエスプレッソというと、下のようなマキネッタやエスプレッソメーカーと呼ばれる器具販売されています。

こちらは、厳密にはエスプレッソではないので注意してくださいね。

あくまでエスプレッソ風の家庭用コーヒーメーカーです。

コーヒーを淹れる器具の種類と特徴を紹介まとめ

コーヒーを淹れる器具について、紹介してきました。

ざっくりと簡易的な特徴だけですが、なんとなく伝われば幸いです。

いろんな淹れ方があり、正直どれが一番美味しいということはありません。

同じ豆でも淹れ方が変わると、味も変わるので、いろいろ試してみると楽しいですよ。

シマケン
シマケン
コーヒーマガジン配信中!

すごく身近な飲み物なのに、意外と難しくてよく分からない。

コーヒーがより身近になるように、誰かに話したくなるコーヒーの豆知識を紹介しています。

最新情報をチェックしよう!