『Vitantonio ビタントニオ 温調ドリップケトル アクティVEK-10-K』が、高性能すぎて驚いた。
まさに、コーヒーのために作られたといってもいいほど、とにかくコーヒー抽出に特化した温調電気ケトル。
元BLUE BOTTLE COFFEE JAPAN初代リードバリスタの向山岳 氏が監修をして開発された。

持ちやすく注ぎやすい設計が特徴で、コーヒーをすごく淹れやすい構造になっている。
機能もコーヒー特化で、バリスタモードとかあるしね。
今回は、『Vitantonio ビタントニオ 温調ドリップケトル アクティVEK-10-K』について。
Vitantonio ビタントニオ
温調ドリップケトル アクティ VEK-10-Kのこだわり
ちょうどいい傾き加減になっていて、手が疲れない設計になっている。
狙ったポイントに、思い通りの湯量を落とすことを念頭に。
湯量の調節のしやすさが重視された設計。
フタが平なので、手を添えて淹れやすいとのこと。

個人的には、フタに手を添えるという発想はなかった。
なんか急須でお茶を淹れているみたい。
ちなみに、コーヒー用の急須というのもある。
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ハンドルも持ちやすい設計。
ちょうどハンドルの区切りの部分が、凹んでいるのが分かるかな。
人差し指がかかるようになっていて、ここに指をひっかけて取り回ししやすいようになっている。
上部の平な部分は、親指をのせるよう。

ハンドル自体、天然木製なので、使えば使うほど手にしっくりとしてくる。
ガス火対応のドリップポットだと、あまり木は使えないから、この素材は電気ケトルならではかな。
随所にこだわりがかいま見える設計。
温調ドリップケトル アクティ VEK-10-Kの性能
『Vitantonio ビタントニオ 温調ドリップケトル アクティVEK-10-K』は、性能もなかなか。
温度調節機能は、50℃~100℃まで、1℃刻みで設定が可能。
できるだけシンプルに設計されたディスプレイが見やすい。

50℃〜100℃の範囲で温度設定ができるため、コーヒーにかかわらず前茶や玉露といったお茶や紅茶などももちろん対応している。
コーヒーやお茶をはじめとした飲み物って、温度がすごく重要。
温度を変えるだけで、おいしく淹れることができたりする。
ちなみに、下はビタントニオ推奨の温度設定。
飲料 | 種類 | 温度 |
コーヒー | —- | 90~95℃ |
紅茶 | —- | 100℃ |
日本茶 | 前茶 | 75~80℃ |
日本茶 | 玉露 | 50~60℃ |
日本茶 | ほうじ茶・玄米茶 | 100℃ |
中国茶 | 烏龍茶 | 100℃ |
中国茶 | ジャスミン茶 | 100℃ |
ハーブティー | ローズヒップティー | 100℃ |
ハーブティー | ドライハーブ | 100℃ |
玉露とほうじ茶とで50℃近くの温度差があることが分かる。
コーヒーも高温すぎると、苦味や酸味が強く出過ぎてしまうので、温度はとても重要。

温度続きで話を続けると、『Vitantonio ビタントニオ 温調ドリップケトル アクティVEK-10-K』には、バリスタ機能なるものがついている。
ハンドドリップでコーヒーを淹れていると、蒸らしの最中などの待ち時間でお湯の温度が下がりがち。
バリスタ機能は、ポット内の温度が下がるのを防ぐために、ケトルを電源プレートに戻すと、設定温度に再加熱・保温するという独自の機能がついている。
一定の温度で抽出できるようにと付けられた機能。
これは、すごい。
まさにコーヒーのための機能だと思う。
温調ドリップケトル アクティ VEK-10-Kのスペック

『Vitantonio ビタントニオ 温調ドリップケトル アクティVEK-10-K』は、コーヒー用のドリップポットとして、すごく優秀だった。
もちろんコーヒー以外の、電気ケトルとしても優秀。
設定温度に達したらブザーでお知らせ機能が搭載。
もしそれで忘れてしまっても、30分保温後、自動で電源がOFFになるオートオフ機能も搭載しているので安心して欲しい。
※ちなみに、ブザーは電源オンの状態で「+/-ボタン」を同時に押すと、各ボタン操作音と沸騰時のブザーの消音ができる。
もう一回設定したい時は、同じ方法で設定可能。
さらには、前回、淹れた温度を再現できる温度を記憶するメモリー機能もついている。
これはなかなかない機能だよね。
細かいスペックについては、下の通り。
品名 | 温調ドリップケトル・ACTY(アクティ) |
---|---|
品番 | VEK-10-K |
JAN | 4968291308761 |
電源 | AC100V 50/60Hz |
消費電力 | 1200W |
外形寸法 | 本体のみ:約W300×D140×H164mm、電源プレート設置時:約W300×D202×H195mm |
質量 | 約1.1kg |
コード長 | 約1.2m(有効長) |
定格容量 | 約800ml |
主材料 | 本体/ステンレス、ハンドル/天然木(ブナ)、フタ/ポリプロピレン、ステンレス ※ハンドルは天然木のためひとつひとつ風合いが異なります。 |
原産国 | 中国 保証書付 |
希望小売価格 | オープン価格 |
コーヒーのために作られた。Vitantonio ビタントニオ 温調ドリップケトル アクティVEK-10-Kまとめ
『Vitantonio ビタントニオ 温調ドリップケトル アクティVEK-10-K』について、紹介してきた。
コーヒーにかなり特化したドリップポット型の電気ケトルで、すごく使いやすそう。
コーヒーに対するこだわりがすごく感じることができる。
他にも電気ケトルはいろいろあるので、同じ価格帯で探すなら、『HARIO ハリオ V60 温度調整付き パワーケトル・ヴォーノN EVT-80-HSV』あたりもおすすめかな。
最近のコーヒーブームからか、自宅でコーヒーを楽しみたいという人も増えてきた気がする。
需要増加にともなって、電気ケトルも増えてきたので、自分にあった電気ケトルを見つけて欲しい。
他のも検討している人は、こちらの記事もご参考に。
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